何をかっこいいと決めるかで変わること
2,3年前に吉本隆明さんの対幻想(平成版)を読んだ時、
違和感を感じたし、フェミニストのことを言う時の
あのちょっと意地悪な感じがすごくショックだった。
これだけ自分で考える人であっても
昭和のおっちゃんはやっぱりみんな同じなのかと
全否定しまいそうな。
でも今になって、ちょっとまた違うかもしれない、
という考えが浮かんできたので
1985年の現代思想の吉本隆明さんと上野千鶴子さんの対談
「フェミニズムと家族の無意識」を
もう一度読んでみたら
以前読んだ時には納得できなかった吉本さんの言い訳が
リアルに分かる、と言うか想像できちゃった。
偉大な思想家も家の中では、私の顔色を伺いながら
ユニオン通いしてるかわちゃんと変わらない。
フェミニズムを知ってから、いろんな虫眼鏡を外して来たけど
まだまだ私は、メディアや世の中の言説からでしか
人を見てないことに気づいたのはちょっとした快感で、
男の人に対して100%完璧な「客観的に物事を見る目」
「女性から見えている景色を完璧に見ること」
多分そういうのを過剰に期待してる。
でもそれこそ昭和のおっさん、かっこ悪い。
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