可愛い人たち
すごく好きになった人と運良く付き合えても、
数年経つと所有物みたいになってくる。
買う服や趣味と同じで交友関係もその人らしさ、
アイデンティティとして判断される時代だと
どこかで書いてあったけど、
恋人を自分らしさをつくる物として扱ってくうちに
最低限の気遣いとかもなくなっていく。(私か)
それが突然懐かしい風の匂いとかで
一番最初、初めて出会った日の記憶が
フラッシュバックすることがたまにある。
当時の気持ちをもう一度リアルに感じるとき、
諦めが瞬時に襲ってきちゃうような私は
彼に出会えたことへの感謝とか
彼女がいてもいい!と思ってた謙虚な気持ちとか(あかんやろ)
楽しんで貢いでた時のワクワク感とか(あかんて)
あの気持ちはどこへ?とは思うけど
戻ってきて欲しいとは正直思わなくなった。
一人で行った少年アヤちゃんのトークイベント。
会場にいたお客さんは見る限り全員女子だった(と思う)。
全体的にすごく若くて中には10代の人もいたはず。
時間が進むにつれ会場の彼女たちがものすごく繊細で
そして懸命に真面目に生きてるのが伝わってくる。
若い頃は私だって全身で自分を信じてたし、
そのせいで傷ついても自分の中にある何か(言葉にできない)、
簡単に流されれそうな何かで自分を壊さないよう
懸命に生きてた気がする。
アヤちゃんにサインを書いてもらって、
すごく幸せな気分を抱えながら帰り道の渋谷を歩いた。
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