ミソジニー




 意味は、女に対する嫌悪や蔑視のこと。

 ミソジニーを説明するのが難しいのは

 一見女性の味方という立場を取っている男や、

 女の中にもあること。

 性的に興奮したからと言ってその女性を尊敬している

 わけじゃない。

 痴漢するのは女性を愛してるからじゃなくて

 えっと、要はなめてるからです。

 格下の存在だと思ってないとあーいうことはできない。

 「男ってのは実にしょうがないんだよ。」

 みたいな男の性欲に関する男にとって都合のいい

 言説のために、私たち女もよく目を凝らさないと

 ミソジニーが見えないようになってしまった。

 だからミソジニーはもちろん私の中にもあるし、

 かわちゃんのような男の中にもちゃんと存在してる。

 女の中にミソジニーがあるのは矛盾してるようで、

 それはそれはちゃんと存在してる。


 最近すごく嫌なのは、

 若い女の子たちのフェミニズムの流れに

 近寄っている男の人たち。

 繊細な僕にはね、今の女の子の気持ちが

 すごくわかるような気がするんだよ、

 みたいな文学系男子のその優しい顔の正体は

 ゴリゴリのミソジニーってことがよくある。

 俺たちはフェミニズムを理解できていると

 心底自信を持っていてそこだけは

 一切の疑いをもたない。めんどくさいのだろう。

 そして会うたび、一度も頼んでない私に

 とんちんかんなアドバイスをくださります。

 接客業の手前、無下にできないし

 (男性なのにフェミニズムを理解してくださって)

 ありがとうございます!

 と彼らに頭を下げた日の夜、

 よく理由がわからないまま悲しくなった後で

 静かな怒りが湧いてきたら、それはまさに

 彼らの中にあるミソジニーに出くわしてしまったから。

 心は感じてしまう。それがミソジニー。



 全部分かってて騙されて利用するのも

 女が取れるしたたかな戦略なのかもしれない。

 だけど私はもうしたたかに生きるための

 元気が湧いてこないし、

 そもそもね、ミソジニーを隠し持ってる男に

 必要なのはフェミニズムじゃなく

 自分と向き合う覚悟だし!







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