美意識
だって論文の書き方についてのノウハウ本なのに
面白いところがいっぱいで・・・。
昨日の続きですんまへん。
大学院生を教えるつらさは、彼らがえんえんと
居座ってなかなか出ていかないこと。
毎年の講義にリピートが利かない。
上野さんは、またおんなじことやってるのかと
思われるのがしゃくで講義とゼミのテーマを毎年変え、
一度使ったテキストは二度と使わないという講義を
自分に課していたそう。しゃくだからでできる!?
これを上野さんはたんなる美意識なんですがね、
と言っている。
美意識ってもっと嫌な言葉だと思っていたけど
読んでて気づいたことがある。
私はたぶん美意識のある人が好きで
いつも憧れてしまうんだ。
きっと私もそういう人になりたいんだろうな。
西成で生まれ育った在日に
「あんたにどんだけ美意識があったって
意味ないねんで」って教えてくれる大人は
周りにいっぱいいたけど(笑)
美意識がある大人のかっこよさは、
自分で家を出てから切実に私の中で気づいたことだ。
誰かと出会って仲良くなるかどうかって美意識とか
すごく関係してるような気がしてきたし、
その人の美意識がどこにあるのかを
人は知らない間に感じとってるんじゃないかな。
ファッションセンスも、美意識も言う人によって
意味が大きく変わる言葉だと思った。
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