使い慣れた言葉の嘘
私も時々言われることがある「男前だね」とか
「男っぽいよね」って言葉。
昔は違ったと思うのですが、今の日本で私くらいの年齢の
女性が女性に言う場合、ほとんど100%に近い確率で
褒めているんだと思う。
さっぱりしてる性格とか決断力があること、
かっこいい感じのことを言ってるのだと思っています。
うるさいと思われるのを承知で言うと
また古い価値観の再生産かと思って少し落ち込んでしまう。
2年前かな、「物事には本質があるわけじゃなくて
言説が本質を決めている。」ということを知った時、
かなりの衝撃を受けました。
なんで今まで分からなかったんだろうってことも。
今私たちが使っている言葉が言説になり、その言説が
やってくる未来の価値観を決めていくことになる。
それに気づいてからの私は、フェミニストの友だちと
とっても大事な約束をしたような気がしています。
せめて私たちだけは未来の子供たちのためにも
これ以上男性優位の価値観を再生産したくない。
日本に何十年も前から続いてきてた価値観で
例えば男尊女卑だけじゃなく、ブラック企業とかの問題や
スポーツ界のパワハラとか見ててもそうだけど、
時代が変わればそれが本質でも大事なことでも
全くなかったじゃん!って考え方がまだまだありそう。
時々、かわちゃんが
「わかった!あのさぁ、女の人にはさ、
綺麗って言えばいいんじゃない?」
とか言ってるのを聞くとどんだけぇ〜!ってなるけど
諦めず何度でも、そんな風に言われても嬉しくない女が
横にいることを聞いてもらお。
なんのために?
好きな男とできるだけずっと気持ちよく、
笑いあって暮らしていきたいからだ。
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