自信のたね
そのハーフの男性の職業は、
なんと言えばいいか、たぶん盛り上げ役だ。
現場でモデルをはじめあらゆるスタッフと
会話を楽しみ現場を盛り上げる。
外国人とのハーフで英語ができて、
人見知りせずノリノリな性格が見た目と調和してる。
テンション高いな~って人でも
見た目が明らかに外国人ぽいと
嫌な感じがしないって確かにある。
こういう人って探せば沢山いそうだけど、
その人がいるだけで現場の雰囲気がガラリと変わるらしい。
モデルも上機嫌で、それによってそれぞれのスタッフたちが
それぞれ自分の仕事に集中できる。
他の人ではこうはならないこと、実はずっと
そういう人を求めていたんだってことにみんなが気づき
今やいろんな撮影ではひっぱりだこで、
すごく稼いでいるらしい。
この話を以前どこかで聞いて面白いなぁと思った。
専門的なことじゃなくっても、大きなお金が動くんだ。
見た目も含め、自分の素質がどこで役立つのか、
本人がちゃんと自覚して、今までなかった仕事を
作り出してしまったなんてなんだかスカッとした。
ただの得意とはレベルが違うかもしれないけれど、
もし世界の人みんながこの盛り上げ屋さんのように
自分の素質の稀さに気がついてちゃんと生かせたら、
それが大きな利益になることができたら、どんなに楽しいだろう。
大きなお金を稼げなくても、自分の素質が誰かの役に
立っていて喜んでもらえたら誰だって自信がつくと思う。
でも自分のことって客観的には一生見えないし
これってすごく難しいのかもしれないけど。
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