男育て



 私たちには子供がいない。

 もちろん罪悪感はある。

 少ないほうだと思うが、うちの旦那はもっと少ない気がしてる。

 そもそも感じたことあるの?

 本当は口に出さないだけかもしれないと横目で見て確認するも

 感じない!感じたことないんです・・・。

 男っていいなあって思うのはこういうとき。

 結婚したばかりの頃、私はひとりイギリスにいて

 たまに帰国した時に孫の顔が見たいと言われるのは

 いつも私のほうだった。

 子育てもしないでまるでおままごとだと言われたが

 それはあたってる。ずっと夏休みみたいな人生だし

 結婚生活もおままごと気分で今もいる。

 ずっと考えた結果、

 生意気かもしれないが、子供を産まない嫁というのが

 意味も価値もないというなら、

 いつでも離婚していいって気分になってきていた。

 離婚した後も一緒に暮らしていきたいかどうか

 二人の気持ちもはっきりしそうで面白いんじゃない?と。

 こういう、あんまり大声で言えない気持ちを

 書いているのは、さっき読んだ長島ゆりえさんの

 母の友の中で書かれていたエッセイのせいなのだ。

 めちゃくちゃ頭の良い人が書いた文章だと、

 ここまですっと理解できるのかという驚きと感動。

 まるで違う世界に生きてる人たちが優しさだと言って

 押し付けてくる生き方を聞いてるふりしながら、

 私の気持ちを尊重して生きていくにも限界がある。

 妥協案を出してるうちに、私の心が死んでいく。



 結婚したら子供ができるのが普通。

 子育てをするのはやっぱり母親が普通。

 男の仕事は女の仕事よりも優先するのが普通。

 男の浮気はまあ仕方ないが嫁が浮気は普通じゃない。

 親の介護をするのは実親でも義理親でも嫁がやるのが普通。

 みたいな考えは私にだってしみついている。

 だから、それ普通じゃないってことに気づいてほしくても

 言う前から諦めてしまう。

 最近だと、同世代の人とかでも

 女性専用車両とかレディースデイのお得なサービスとかを

 性差別だと言ってるのをツイッターでよく見る。

 どんだけ器ちいさいねん!



 こんなカチカチの人たちに私の気持ちなんて伝わるのか?

 という難しい局面が今まで何度もあって、

 しかもほぼ全敗していた私。

 だから私は作戦を変えた。人生でたった一人でいい、

 二人いたらめっけもんで、一緒に生きてく男の人にだけ

 本音を伝えて一緒に考えていきたい、と思うようになった。

 そんな私にこう言えばいいよって具体的な言葉を

 教えてくれた母の友10月号の「らしさをすてる」。

 その中のお気に入りのとこ丸暗記して、

 スラスラ言えるようになってやる!(笑)






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