足りない言葉



 言葉そのものは私が生まれた時からあったもので、

 自分で作ったわけじゃない。

 使いなれたよく知っている言葉でも、

 自分の気持ちを完璧に表現できるとは限らない。

 だからちゃんと気持ちを伝えたい時ほど、

 発する言葉はどんどん増えていく。

 自分を振り返ってみても、言葉はいつもふらふらしてる。

 思ってもいないようなことだって言っちゃうし

 自分の気持ちにぴったりな言葉はいつもみつからなくて

 どれだけ語っても、いつも何かが足りていない。



 どんな人間かということは

 語ることよりも実際にやってることが伝えてくれる。
 
 その人が言ってることは大してあてにならない。

 本当に行動にしていること、してきたことで判断する。

 これは以前上野さんがどこかで書いていたことだが、

 なかなか本当にそうかもしれない。



 私の場合、花もある。

 花束にして届けたり、リースを作ってあげたりしたほうが

 本当に伝えたかったことが届く。そういう経験は、

 確かに何度もあった。
 
 行動したことの中には、それがどれだけちっぽけでも

 その人の何か本当のことがちゃんとあるはずだ。

 言葉に頼らず、そういう大事なことがしっかり見える人になりたい。

 本当に繋がるべき人に私も見てもらいたい。

 言葉から距離を置いてみる。

 花屋と社会学者では与えられた役目が全然違うのだから、

 みたいなことを新しい一年心に留めておきたい。








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